台湾のMRT・バス・タクシーで使える交通フレーズ集【注音・ピンイン付き】
台湾旅行の快適さは、移動がスムーズかどうかでほぼ決まります。幸い台北の MRT は世界有数の分かりやすさで、正直なところ一言も話せなくても乗れてしまいます。ところが一歩バスに乗ろうとすると「このバスは目的地に行くのか」「カードをタッチするのは乗るときか降りるときか」と、とたんに現地の言葉が必要になります。タクシーも、行き先さえ伝われば安くて速い最強の移動手段です。
この記事では、台湾の移動で実際に使うフレーズを MRT・バス・タクシーの乗り物別にまとめました。すべて繁体字・注音符号・ピンイン・日本語訳つきです。注音符号の声調は 1 声が無印、2 声 ˊ、3 声 ˇ、4 声 ˋ、軽声は ˙ を音節の頭に付けて表します。注音がはじめての方は注音符号を 1 週間でマスターする学習ロードマップを、旅行全体のフレーズは台湾旅行で必須の台湾華語フレーズ 50 選をあわせてどうぞ。
台湾の移動手段ざっくり整理
まず全体像です。旅行者が使う乗り物はほぼこの 4 つに集約されます。
- 捷運(MRT) — 台北・高雄の地下鉄。安い・正確・路線図が色分けで、旅行者の主力。車内は飲食禁止(水もNG)なので注意
- 公車(路線バス) — MRT が通らない場所を埋める網の目。九份行きのバスなど観光でも出番が多いが、いちばん「現地語力」を試される
- 計程車(タクシー) — 台北で初乗り約 85 元と日本よりだいぶ安い。黄色い車体で「小黃」の愛称も。行き先を伝えるフレーズだけ準備すれば使える
- 台鐵・高鐵(在来線・新幹線) — 都市間の移動用。高鐵は台北〜高雄(左營)を約 1 時間半で結ぶ
- 🗣️ 言ってみる
MRT・地下鉄
捷運
- 🗣️ 言ってみる
バス
公車
- 🗣️ 言ってみる
タクシー
計程車
- 🗣️ 言ってみる
電車(台鐵の在来線)
火車
- 🗣️ 言ってみる
高速鉄道(台湾新幹線)
高鐵
- 🗣️ 言ってみる
バイク・スクーター
機車
台湾の街を埋め尽くすバイクの群れ「機車」は乗ることはなくても、歩行者として毎日目にする単語です。ちなみに口語では「あの人 機車!」のように「面倒くさいやつ」という俗語にもなる、台湾らしい単語でもあります。
まず覚えたい交通の基本単語
乗り物の名前に加えて、駅・チケットまわりの単語を押さえます。ここが分かると駅の案内表示がぐっと読めるようになります。
- 🗣️ 言ってみる
駅
車站
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プラットフォーム
月台
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チケット
票
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悠遊カード(交通IC カード)
悠遊卡
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出口
出口
- 🗣️ 言ってみる
乗り換える
換車
- 「悠遊卡(EasyCard)」は日本の Suica にあたる交通 IC カード。MRT・バス・コンビニで使えて小銭いらず、切符(トークン)を毎回買う手間もなくなるので、着いたら駅の窓口かコンビニでまず 1 枚買うのがおすすめです。
- MRT の駅の出口は「出口 1」「出口 2」と番号制。待ち合わせも道案内も「幾號出口(何番出口)」を軸に回ります。
MRT で使うフレーズ — 切符・チャージ・乗り換え
MRT は券売機も改札も直感的ですが、窓口でチャージを頼むとき・乗り換えを確認したいときに口を開く場面がきます。
- 🗣️ 言ってみる
淡水に行きたいです
我要去淡水
- 🗣️ 言ってみる
どこで切符を買えますか
在哪裡買票?
- 🗣️ 言ってみる
100 元チャージしたいです
我要加值一百塊
- 🗣️ 言ってみる
どこで乗り換えればいいですか
要在哪裡換車?
- 🗣️ 言ってみる
淡水駅は何番出口ですか
淡水站是幾號出口?
- 「我要去〜(〜に行きたい)」は移動の万能フレーズ。地名が発音できなくても、スマホの地図や漢字を見せながら言えば必ず通じます。
- チャージは「加值(ㄐㄧㄚ ㄓˊ / jiāzhí)」。券売機横のチャージ機でもできますが、窓口で悠遊卡とお金を出して「我要加值」と言うのがいちばん簡単です。
- 台湾のお金の口語は「塊(ㄎㄨㄞˋ / kuài・〜元)」。「一百塊」で 100 元です。
- MRT の路線は「紅線(レッドライン)」「藍線(ブルーライン)」のように色で呼ぶのが現地流。駅名が読めなくても「紅線」の 2 文字と番号で乗り換えできます。
バスで使うフレーズ — 乗る前の確認と「下車」
台湾のバスは手を挙げて停める・降車ブザーを押して降りる方式。系統番号が同じでも行き先が枝分かれしていることがあり、乗る前のひとこと確認が効きます。
- 🗣️ 言ってみる
このバスは九份に行きますか
這班車有到九份嗎?
- 🗣️ 言ってみる
カードは乗るときですか、降りるときですか
上車刷還是下車刷?
- 🗣️ 言ってみる
着いたら教えてください
到了請跟我說
- 🗣️ 言ってみる
次の停留所はどこですか
下一站是哪裡?
- 🗣️ 言ってみる
降ります!
我要下車!
- 「有到〜嗎?(〜に行きますか)」は乗車前確認の決まり文句。運転手に聞けば、違うバスなら正しい系統番号を教えてくれることも多いです。
- 悠遊卡のタッチは「刷卡(ㄕㄨㄚ ㄎㄚˇ / shuākǎ)」。現在の台北のバスは乗車時・降車時の両方でタッチする「上下車刷卡」が基本ですが、迷ったら運転手に「上車刷還是下車刷?」と聞けば解決します。
- 車内アナウンスが聞き取れるか不安なら、乗るときに「到了請跟我說(着いたら教えてください)」と運転手にお願いしておくのが安心。台湾の運転手さんは案外ちゃんと覚えていてくれます。
- 降りそびれそうになったら「我要下車!」。降車ブザー(下車鈴 / ㄒㄧㄚˋ ㄔㄜ ㄌㄧㄥˊ / xià chē líng)を押し忘れても、このひとことで停まってもらえます。
タクシーで使うフレーズ — 「麻煩到〜」だけで乗れる
台湾のタクシーはメーター制で、ぼったくりの心配はほとんどありません。必要なのは行き先を伝えるフレーズひとつです。
- 🗣️ 言ってみる
台北駅までお願いします
麻煩到台北車站
- 🗣️ 言ってみる
この住所までお願いします
麻煩到這個地址
- 🗣️ 言ってみる
だいたいいくらですか
大概多少錢?
- 🗣️ 言ってみる
前の交差点を右折してください
前面路口右轉
- 🗣️ 言ってみる
ここで停めてもらえれば大丈夫です
在這裡停就可以了
- 🗣️ 言ってみる
領収書をください
請給我收據
- 「麻煩到〜(ㄇㄚˊ ㄈㄢˊ ㄉㄠˋ / máfán dào・お手数ですが〜まで)」が行き先を伝える定番の型。「我要到〜」でも通じますが、「麻煩」を付けると丁寧な響きになります。
- 発音に自信がなければ、ホテルのカードや地図アプリの**住所(地址)を見せながら「麻煩到這個地址」**が最強です。台湾の住所は漢字なので、見せるだけでも伝わります。
- 曲がる指示は「左轉(ㄗㄨㄛˇ ㄓㄨㄢˇ / zuǒ zhuǎn・左折)」「右轉(ㄧㄡˋ ㄓㄨㄢˇ / yòu zhuǎn・右折)」。「路口(交差点)」「紅綠燈(信号)」と組み合わせれば細かい場所まで誘導できます。
- 支払いは現金が確実。悠遊卡やクレジットカード対応の車も増えていますが、乗るときに「可以刷卡嗎?(カードは使えますか)」と確認しておくと安心です。
聞き取れると安心なひとこと
こちらが話すフレーズと同じくらい、相手から飛んでくる決まり文句を音で知っておくことが移動のストレスを減らします。
- 🗣️ 言ってみる
どちらまでですか?(★聞き取り・タクシー)
請問到哪裡?
- 🗣️ 言ってみる
左側のドアが開きます(★聞き取り・MRT)
左側開門
- 👂 聞き取り
終点です
終點站到了
- 🗣️ 言ってみる
いま渋滞しています(★聞き取り・タクシー)
現在塞車
- タクシーに乗り込むと真っ先に聞かれるのが「請問到哪裡?」。これが来ると分かっていれば、覚えた「麻煩到〜」を落ち着いて出せます。
- MRT の車内アナウンスは駅名 →「左側開門 / 右側開門」の順で流れます。降りる駅のドアの向きが分かると、混んだ車内でも余裕を持って動けます。
- 「塞車(ㄙㄞ ㄔㄜ / sāichē・渋滞)」は台北の夕方の頻出単語。タクシーの運転手さんの「現在塞車」が聞き取れれば、遠回りされているのではなく渋滞回避だと分かって安心です。
移動フレーズは「型 + 地名」で無限に増える
今回のフレーズをよく見ると、「我要去〜」「有到〜嗎」「麻煩到〜」のように、型に地名を差し込むだけのものがほとんどです。つまり型を音で覚えてしまえば、行き先が九份でも淡水でも日月潭でも同じように話せます。
この記事の単語は、無料アプリ Bopomo の交通カテゴリの解説ページにネイティブ音声つきでまとまっています。会話モードには「道を聞く」のダイアログもあるので、リスニングで「請問到哪裡?」に慣れて、口から「麻煩到台北車站!」が出る状態にしてから、台湾の街へ出かけてみてください。