台湾の夜市で使える台湾華語 — 料理名・注文・支払いフレーズ【注音付き】
台湾旅行の夜のお楽しみといえば夜市(ㄧㄝˋ ㄕˋ / yèshì)。士林夜市や饒河街夜市のような大型夜市から地元の小さな夜市まで、台湾のどの街にも夕方になると屋台の明かりが灯ります。ただし夜市の屋台は英語メニューがほぼなく、写真すらない店も多い場所。看板の漢字が読めて、ひとことで注文できると、食べられるものの幅が一気に広がります。
この記事では、夜市を「料理名を読む → 注文する → 量を伝える → 味を調整する → 支払う」の流れに沿って、必要な台湾華語をまとめました。すべて繁体字・注音符号・ピンイン・日本語訳つきです。注音符号の声調は 1 声が無印、2 声 ˊ、3 声 ˇ、4 声 ˋ、軽声は ˙ を音節の頭に付けて表します。注音の読み方から知りたい方は注音符号を 1 週間でマスターする学習ロードマップを、旅行全体のフレーズは台湾旅行で必須の台湾華語フレーズ 50 選を先にどうぞ。
まず読めるようになりたい定番料理名 15
夜市の食べ物は「小吃(ㄒㄧㄠˇ ㄔ / xiǎochī)」と呼ばれる一品料理が主役です。看板によく出る 15 品を覚えておけば、だいたいの屋台は「読めば分かる」状態になります。
- 🗣️ 言ってみる
台湾チキンカツ
雞排
- 🗣️ 言ってみる
臭豆腐
臭豆腐
- 🗣️ 言ってみる
ルーローハン
滷肉飯
- 🗣️ 言ってみる
牛肉麺
牛肉麵
- 🗣️ 言ってみる
小籠包
小籠包
- 🗣️ 言ってみる
タピオカミルクティー
珍珠奶茶
- 🗣️ 言ってみる
台湾風唐揚げ
鹽酥雞
- 🗣️ 言ってみる
牡蠣オムレツ
蚵仔煎
- 🗣️ 言ってみる
もち米ソーセージ包み
大腸包小腸
- 🗣️ 言ってみる
胡椒餅
胡椒餅
- 🗣️ 言ってみる
大根餅
蘿蔔糕
- 🗣️ 言ってみる
水餃子
水餃
- 🗣️ 言ってみる
さつまいもボール
地瓜球
- 🗣️ 言ってみる
マンゴーかき氷
芒果冰
- 🗣️ 言ってみる
パイナップルケーキ
鳳梨酥
- 「蚵仔煎」は看板どおりに読まれない代表格です。表の読みは台湾華語読みですが、この料理名は台湾語(閩南語)由来で、現地では「オアジェン」に近い台湾語読みで呼ぶのが普通。指差しか「オアジェン」で十分通じます。
- 「雞排」は顔より大きい鶏の唐揚げカツ、「鹽酥雞」は一口サイズの唐揚げ盛り合わせ。同じ鶏でも別の食べ物なので、看板を読み分けられると迷いません。
このほかの食べ物の単語は、アプリの食べ物カテゴリの解説ページに注音・音声つきでまとめています。
屋台での注文はこの形でだいたい通る
夜市の注文は食堂よりずっとシンプルで、「呼びかけ + 我要(〜をください)」の形だけで成立します。
- 🗣️ 言ってみる
すみません!(店主への呼びかけ)
老闆!
- 🗣️ 言ってみる
雞排をひとつください
我要一份雞排
- 🗣️ 言ってみる
これをください
我要這個
- 🗣️ 言ってみる
これはひとついくらですか
這個一份多少錢?
- 🗣️ 言ってみる
おすすめはありますか
有推薦的嗎?
- 呼びかけの「老闆(店主・大将)」は夜市の万能ワードです。女性の店主には「老闆娘(ㄌㄠˇ ㄅㄢˇ ㄋㄧㄤˊ / lǎobǎnniáng)」とも呼びますが、迷ったら「不好意思(すみません)」でも大丈夫です。
- 品名が読めない・言えないときは「我要這個」+ 指差しで問題ありません。夜市はそれが当たり前の場所なので、遠慮はいりません。
量の伝え方 — 夜市でよく使う量詞は 4 つだけ
中国語は「一個」「一杯」のように、数字と名詞の間に量詞を挟みます。夜市で使うのは実質この 4 つです。
| 量詞 | 注音 | ピンイン | 使う場面 |
|---|---|---|---|
| 份 | ㄈㄣˋ | fèn | 一人前単位の料理全般(雞排・臭豆腐など) |
| 個 | ˙ㄍㄜ | ge | 個数で数えるもの(胡椒餅・包子など) |
| 杯 | ㄅㄟ | bēi | 飲み物(珍珠奶茶など) |
| 串 | ㄔㄨㄢˋ | chuàn | 串もの(焼き鳥・イカ焼きなど) |
「一份(ㄧˊ ㄈㄣˋ / yí fèn)」「兩個(ㄌㄧㄤˇ ˙ㄍㄜ / liǎng ge)」「一杯(ㄧˋ ㄅㄟ / yì bēi)」「兩串(ㄌㄧㄤˇ ㄔㄨㄢˋ / liǎng chuàn)」——この 8 通りを口が覚えていれば、夜市の注文はほぼカバーできます。「2」は数を数えるときは「二(èr)」ではなく「兩(ㄌㄧㄤˇ / liǎng)」を使うのがポイントです。迷ったら量詞は「個」で代用しても通じます。数字の言い方そのものは数字カテゴリの解説ページで確認できます。
味の調整 — 「辣」と「香菜」を制する
注文すると、店員さんから味の希望を聞かれることがよくあります。特に「辣(ㄌㄚˋ / là・辛い)」は夜市の頻出ワードです。
- 👂 聞き取り
辛くしますか?
要不要辣?
- 🗣️ 言ってみる
辛さ控えめで
小辣
- 🗣️ 言ってみる
辛くしないでください
不要辣
- 🗣️ 言ってみる
パクチー抜きでお願いします
不要香菜
- 👂 聞き取り
切りますか?
要切嗎?
- 辛さは「大辣(激辛)→ 中辣 → 小辣 → 不辣」の段階で伝えます。台湾の「小辣」は日本人の感覚だと十分辛いことがあるので、不安なら「不要辣」が安全です。
- 「要切嗎?」は雞排の屋台の定番質問。食べ歩きなら切ってもらう(「要(ㄧㄠˋ / yào)」)のがおすすめです。
- 臭豆腐や麺類にはパクチー(香菜)がのることが多いので、苦手な方は「不要香菜」を先に言っておくと安心です。
ドリンクスタンドの甘さ・氷の指定(半糖少冰など)は、台湾のドリンクスタンドでタピオカを注文する中国語で詳しく紹介しています。
支払い — 夜市は現金が基本
夜市の屋台は今でも現金払いが基本です。一部の屋台では悠遊カード(EasyCard)も使えますが、クレジットカードはまず使えません。100 元札と小銭を多めに持って行きましょう。
- 🗣️ 言ってみる
全部でいくらですか
一共多少錢?
- 👂 聞き取り
50 元です
五十塊
- 🗣️ 言ってみる
悠遊カードは使えますか
可以用悠遊卡嗎?
- 👂 聞き取り
現金のみです
只收現金
- 👂 聞き取り
30 元のお返しです
找你三十塊
- 話し言葉ではお金の単位「元(ㄩㄢˊ / yuán)」の代わりに「塊(ㄎㄨㄞˋ / kuài)」を使うのが普通です。値段の聞き取りは「数字 + 塊」のパターンだと分かっていれば、ぐっと拾いやすくなります。
- 「找(ㄓㄠˇ / zhǎo)」は「おつりを返す」という意味の動詞。「找你〜塊」が聞き取れると、お金のやりとりで戸惑わなくなります。
- 夜市の小吃は 1 品 30〜100 元程度が相場。値切りの文化は食べ物の屋台にはないので、雑貨の屋台以外では値段交渉をしないのがマナーです。
買い物・支払いまわりの単語は買い物カテゴリの解説ページでも学べます。
受け取りまでの「聞き取り」ワード
注文と支払いが終わったら、あとは呼ばれるのを待つだけ。ここで聞こえてくる決まり文句を知っておくと安心です。
- 🗣️ 言ってみる
少々お待ちください
稍等一下
- 🗣️ 言ってみる
できましたよ!
好了!
- 🗣️ 言ってみる
熱いので気をつけて
小心燙
揚げたての雞排を受け取るときの「小心燙(熱いよ!)」は、夜市らしい優しいひとことです。聞き取れたら、「謝謝(ありがとう)」——お礼を言われた店主は「不會(ㄅㄨˊ ㄏㄨㄟˋ / bú huì・どういたしまして)」と返してくれるはずです。
夜市デビューの前に「音」の仕込みを
ここまでのフレーズは、文字で眺めるだけなら 15 分で読み終わります。ただ、屋台の前は騒がしく、やりとりは一瞬です。「要不要辣?」が聞こえた瞬間に「小辣」と返せるかは、事前にどれだけ音で練習したかで決まります。
この記事に出てきた料理名や単語の多くは、無料アプリ Bopomo の食べ物・買い物・数字カテゴリにネイティブ音声つきで収録されています。リスニングとスピーキングの練習モードで「聞いて分かる・言って通じる」状態に仕上げて、夜市で「老闆,我要一份雞排,小辣!」と言ってみてください。