台湾のコンビニ・スーパーで使える中国語フレーズ集【注音・ピンイン付き】
台湾のコンビニは、旅行者が現地の人と会話する回数がいちばん多い場所かもしれません。数分おきに立ち寄れるほど店舗が密集していて、飲み物もお弁当も悠遊卡のチャージもぜんぶコンビニで済んでしまいます。そして毎回レジで必ず、店員さんからこちらに向かって質問が飛んできます。「要袋子嗎?」「要加熱嗎?」——この 2 つが聞き取れるだけで、台湾のコンビニは一気に快適になります。
この記事では、コンビニとスーパーのレジで実際に交わされるフレーズを「聞かれる側」と「話す側」に分けてまとめました。すべて繁体字・注音符号・ピンイン・日本語訳つきです。注音符号の声調は 1 声が無印、2 声 ˊ、3 声 ˇ、4 声 ˋ、軽声は ˙ を音節の頭に付けて表します。注音がはじめての方は注音符号を 1 週間でマスターする学習ロードマップを、旅行全体のフレーズは台湾旅行で必須の台湾華語フレーズ 50 選をあわせてどうぞ。
台湾のコンビニ・スーパー事情
まずお店の名前から。台湾ではコンビニを「便利商店」、略して「超商」と呼びます。お店の種類の呼び方と、看板でおなじみの店名をまとめて押さえましょう。
- 🗣️ 言ってみる
コンビニ
便利商店
- 🗣️ 言ってみる
コンビニ(口語の略称)
超商
- 🗣️ 言ってみる
スーパー
超市
- 🗣️ 言ってみる
セブン-イレブンの愛称
小七
- 🗣️ 言ってみる
ファミリーマート
全家
- 🗣️ 言ってみる
全聯福利中心(最大手スーパー)
全聯
- 🗣️ 言ってみる
カルフール
家樂福
- セブン-イレブンは正式には「7-ELEVEN」ですが、口語では「小七(ちびセブン)」。「去小七買飲料(セブンで飲み物買ってくる)」のように毎日使われる愛称です。
- スーパーの主力は緑の看板の「全聯」。日本のスーパーより値札がシンプルで、旅行者でも買いやすいお店です。
- 店内に入ると煮込みの香りがするのは「關東煮(ㄍㄨㄢ ㄉㄨㄥ ㄓㄨˇ / guāndōngzhǔ・おでん)」と「茶葉蛋(ㄔㄚˊ ㄧㄝˋ ㄉㄢˋ / chá yè dàn・お茶の煮卵)」。茶葉蛋はレジ横の鍋で売られる台湾コンビニ名物です。
レジで店員に聞かれる定番フレーズ
コンビニ会話の主導権は、実は店員さんの側にあります。聞かれる質問はほぼ決まっているので、先に音で覚えてしまうのが最短ルートです。
- 👂 聞き取り
袋はいりますか?
要袋子嗎?
- 👂 聞き取り
温めますか?
要加熱嗎?
- 👂 聞き取り
会員カードはありますか?
有會員嗎?
- 👂 聞き取り
電子レシートにまとめますか?
需要載具嗎?
- 👂 聞き取り
ポイントを貯めますか?
要集點嗎?
- 👂 聞き取り
全部で 85 元です
總共八十五塊
- 台湾ではレジ袋が有料(1〜2 元)なので、「要袋子嗎?」は必ず聞かれます。いる場合は「要(ㄧㄠˋ / yào)」、いらない場合は「不用(ㄅㄨˊ ㄩㄥˋ / bú yòng)」の一言で十分です。
- お弁当やおにぎりを買うと「要加熱嗎?」。温めてほしければこれも「要」でOK。「加熱」は電子レンジ「微波爐(ㄨㄟˊ ㄅㄛ ㄌㄨˊ / wéibōlú)」で温めるという意味です。
- 「有會員嗎?」「要集點嗎?」は日本の「ポイントカードはお持ちですか」と同じ流れの質問。旅行者は「沒有(ㄇㄟˊ ㄧㄡˇ / méiyǒu・ありません)」と返せば会話終了です。
- 聞き慣れない「載具(ㄗㄞˋ ㄐㄩˋ / zàijù)」については、後半の統一發票の節で説明します。これも「沒有」で問題ありません。
- 合計金額は「總共〜塊」の形で飛んできます。数字の聞き取りは難しいですが、レジには必ず金額が表示されるので、数字表示を見ながら音を照合するのが良い練習になります。
自分から使うフレーズ
聞かれる側の型を押さえたら、次は話す側です。指差しと組み合わせれば、このまま使えます。
- 🗣️ 言ってみる
これをください
我要這個
- 🗣️ 言ってみる
すみません、いくらですか
請問多少錢?
- 🗣️ 言ってみる
袋を 1 枚ください
我要一個袋子
- 🗣️ 言ってみる
袋はいりません
不用袋子,謝謝
- 🗣️ 言ってみる
温めをお願いします
麻煩幫我加熱
- 🗣️ 言ってみる
これはセール品ですか
這個有特價嗎?
- 「我要這個(これをください)」は茶葉蛋や關東煮など、レジ横の商品を買うときの万能フレーズ。指差しながら言えば確実です。
- 「麻煩〜(お手数ですが)」はタクシーの「麻煩到〜」と同じ丁寧の型。「幫我〜(〜してください)」と組み合わせた「麻煩幫我〜」は、お願いごと全般に使い回せます。
- スーパーの値札で見かける「特價(ㄊㄜˋ ㄐㄧㄚˋ / tèjià)」は特売の意味。「買一送一(ㄇㄞˇ ㄧ ㄙㄨㄥˋ ㄧ / mǎi yī sòng yī・1 つ買うと 1 つ無料)」は台湾のドリンクスタンドやスーパーの定番セールで、見つけたら素直にお得です。
支払いで使う単語
会計まわりの単語は、コンビニ・スーパーに限らず夜市でもレストランでも一生使います。アプリの shopping カテゴリから、支払いの核になる単語を押さえましょう。
- 🗣️ 言ってみる
会計
結帳
- 🗣️ 言ってみる
支払う
付錢
- 🗣️ 言ってみる
現金
現金
- 🗣️ 言ってみる
クレジットカード
信用卡
- 🗣️ 言ってみる
お釣り
找錢
- 🗣️ 言ってみる
領収書
收據
- 🗣️ 言ってみる
割引する
打折
- カードで払いたいときは「可以刷卡嗎?(ㄎㄜˇ ㄧˇ ㄕㄨㄚ ㄎㄚˇ ˙ㄇㄚ / kěyǐ shuākǎ ma・カードは使えますか)」。コンビニや大手スーパーはクレジットカードも悠遊卡も使えますが、市場や小さな店は現金のみが基本です。
- 悠遊卡で払うなら「可以用悠遊卡嗎?(ㄎㄜˇ ㄧˇ ㄩㄥˋ ㄧㄡ ㄧㄡˊ ㄎㄚˇ ˙ㄇㄚ / kěyǐ yòng yōuyóukǎ ma)」。交通カードのイメージが強いですが、コンビニ・スーパーの少額決済でこそ真価を発揮します。チャージはMRT の記事で紹介した「我要加值」で。
- 割引の言い方は日本と逆の発想で、「九折(ㄐㄧㄡˇ ㄓㄜˊ / jiǔ zhé)」は 9 割の値段になる、つまり 10% オフのこと。「第二件六折(ㄉㄧˋ ㄦˋ ㄐㄧㄢˋ ㄌㄧㄡˋ ㄓㄜˊ / dì èr jiàn liù zhé・2 つ目が 6 掛け = 40% オフ)」のような組み合わせでよく登場します。
統一發票 — レシートが宝くじになる
台湾のレジで受け取るレシートは「統一發票(ㄊㄨㄥˇ ㄧ ㄈㄚ ㄆㄧㄠˋ / tǒngyī fāpiào)」と呼ばれ、実は政府公認の宝くじを兼ねています。2 か月に 1 度抽選があり、最高賞金は 1,000 万元。脱税防止のためにレシート発行を国民総出でチェックする仕組みで、台湾の人はレシートを絶対に捨てません。
レジで聞かれる「需要載具嗎?」の「載具(ㄗㄞˋ ㄐㄩˋ / zàijù)」は、この發票をスマホアプリのバーコードに電子的にまとめる仕組みのこと。旅行者は「沒有」と答えれば紙の發票を印刷してくれます。もらった發票は捨てずに持ち帰って、抽選日(奇数月の 25 日)に番号を照合してみるのも台湾旅行の楽しみのひとつです。
買い物の基本単語一覧
最後に、shopping カテゴリから買い物全般で使う単語をまとめます。コンビニを卒業して服屋さんや雑貨屋さんに入るときは、下の試穿・尺寸・退換あたりが活躍します。
- 🗣️ 言ってみる
買う
買
- 🗣️ 言ってみる
売る
賣
- 🗣️ 言ってみる
(値段が)高い
貴
- 🗣️ 言ってみる
安い
便宜
- 🗣️ 言ってみる
商品
商品
- 🗣️ 言ってみる
店員
店員
- 🗣️ 言ってみる
並ぶ
排隊
- 🗣️ 言ってみる
レジ
收銀台
- 🗣️ 言ってみる
割引
折扣
- 🗣️ 言ってみる
お得
划算
- 🗣️ 言ってみる
期間限定
限時
- 🗣️ 言ってみる
サイズ
尺寸
- 🗣️ 言ってみる
試着
試穿
- 🗣️ 言ってみる
返品
退貨
- 🗣️ 言ってみる
返品交換
退換
- 「買(ㄇㄞˇ・3 声)」と「賣(ㄇㄞˋ・4 声)」は声調だけで「買う / 売る」が入れ替わる有名ペア。聞き分け・言い分けの練習題材として最適です。
- 「划算(お得)」は値段のわりに価値があるというニュアンスで、「很划算!(すごくお得!)」は買い物中のあいづちにそのまま使えます。
- 声調記号つきの単語カードで練習したい方は、この記事の単語がすべて入った買い物カテゴリの解説ページをどうぞ。
「要袋子嗎?」が聞き取れたら勝ち
コンビニ・スーパーの会話は、夜市やレストランと違ってメニューの語彙が要らず、質問のパターンが少ない、リスニングの入門に最適な場面です。「要袋子嗎?」「要加熱嗎?」の 2 つが聞き取れて「要 / 不用」が言えれば、もう会話は成立しています。
この記事の単語は、無料アプリ Bopomo の買い物カテゴリの解説ページにネイティブ音声つきでまとまっています。会話モードには「値段を聞く」「値切り」のダイアログもあるので、耳で「多少錢」のやりとりに慣れてから、台湾の小七のレジに立ってみてください。カタカナの近似発音はあくまで補助として、最後は必ず音声で確認するのがおすすめです。